YouTube Musicの音質を変える手順
YouTube Musicの音質を設定する手順をご説明します。ストリーミング再生とダウンロード再生ではそれぞれ別々に音質を設定する必要があります。
また、ストリーミング再生はさらにモバイルデータ通信環境かWi-Fi環境かで設定の仕方が異なります。
モバイルネットワーク使用時の音質を変える手順
まずはモバイルデータ通信環境でストリーミング再生する際の音質変更方法です。
[1] YouTube Musicを開いたらホーム画面右上のプロフィールアイコンを選択しましょう。
[2] 「設定」を選択します。
[3] 「再生と制限」を選択します。
[4] 「モバイル ネットワーク使用時の音質」で音質を変えることができます。
[5] 「高音質」「標準」「低音質」の3段階の音質に加え、「常に高音質」というオプションもあります。通信量を節約したい方は「標準」か「低音質」を選ぶことをおすすめします。
Wi-Fi使用時の音質を変える手順
[1] YouTube Musicアプリホーム画面右上のプロフィールアイコンを選択しましょう。
[2] 「設定」を選択します。
[3] 「再生と制限」を選択します。
[4] 「Wi-Fi 使用時の音質」から音質を設定することが可能です。
[5] 「高音質」「標準」「低音質」の3段階に加え、「常に高音質」も選択することができます。Wi-Fiを使用しているので「常に高音質」を選んでも問題ないでしょう。
ダウンロード時の音質を変える手順
YouTube Musicの音楽をダウンロードする際の音質も変更することが可能です。
[1] YouTube Musicアプリホーム画面右上のプロフィールアイコンを選択しましょう。
[2] 「設定」を選択します。
[3] 「一時保存とストレージ」を選択しましょう。
[4] 「音質」の項目を選択します。
[5] 「低」「標準」「高」の3段階から選択可能です。Wi-Fi接続時のみダウンロードする場合は「高」を選んでも問題ないですが、端末の空きストレージ量には注意しましょう。
YouTube Musicの動画の画質を変える手順
YouTube Musicではミュージックビデオやライブ映像など動画も視聴することができ、動画を再生する際の画質も変更可能です。
[1] YouTube Musicアプリホーム画面右上のプロフィールアイコンを選択しましょう。
[2] 「設定」を選択します。
[3] 「一時保存とストレージ」を選択しましょう。
[4] 「画質」を選択します。
[5] 「音声のみ(利用可能な場合)」「SD 動画 -360p」「HD 動画 – 720p」から選択することができます。動画を視聴する環境に合わせて最適な画質に設定しましょう。
YouTube Musicの音質を変更する時の注意点
YouTube Musicの音質を変更する際に注意しておきたいポイントをご紹介します。
音質が変更できるのはYouTube Music Premium会員のみ
YouTube Musicの無料プラン会員の方は音質を変更することができません。
音質や画質を変えられるのはYouTube Music Premiumという有料プランに登録している方のみです。
どうしても音質を変更したい場合はYouTube Music Premiumへのアップグレードも検討してみてください。
ダウンロードした後に音質は変更できない
YouTube Musicの楽曲はダウンロード後に音質を変更することができません。
ダウンロードしてからやっぱり音質を変えたい、という場合はいったん楽曲を削除して音質を設定してから再度ダウンロードし直す必要があります。
高音質にするほど通信量が増える
YouTube Musicは高音質に設定することもできますが、音質が良くなるほど通信量も増えます。
Wi-Fiに接続できる環境で音楽を聴く分には問題ありませんが、モバイルデータ通信を使ってストリーミング再生をする場合は気をつけましょう。
また、ダウンロード時の音質も良くするほどデバイスのストレージを圧迫するため、空き容量の様子を見ながら音質の設定を行うことをおすすめします。
YouTube Musicで設定できる各音質でそれぞれどれくらいの通信量がかかるのか、およその目安をまとめてご紹介するので、音質を設定する際の参考値としてご利用ください。
低音質(48kbps)の通信量
再生方法 | 5分間あたりの通信量 | 1時間あたりの通信量 |
音声のみの再生時 | 約2MB | 約24MB |
動画(静止画)の再生時(画質は360p) | 約2.5MB | 約30MB |
動画再生時(画質は360p) | 約22MB | 約264MB |
標準音質(128kbps)の通信量
再生方法 | 5分間あたりの通信量 | 1時間あたりの通信量 |
音声のみの再生時 | 約6MB | 約72MB |
動画(静止画)の再生時(画質は360p) | 約6MB | 約72MB |
動画再生時(画質は360p) | 約24MB | 約288MB |
高音質(256kbps)の通信量
再生方法 | 5分間あたりの通信量 | 1時間あたりの通信量 |
音声のみの再生時 | 約11MB | 約132MB |
動画(静止画)の再生時(画質は360p) | 約11MB | 約132MB |
動画再生時(画質は360p) | 約27MB | 約324MB |
Spotifyなど他の音楽配信サービスとYouTube Musicの音質比較
国内の主要な音楽配信サービスにはYouTube Music以外にもSpotifyやApple Musicなどがあります。ここでは、YouTube Musicと他の音楽配信サービスの音質を比較してみましょう。
※横にスクロールできます
サービス名 | YouTube Music | Apple Music | Spotify | Amazon Music Unlimited | LINE MUSIC | AWA |
音質 | ・低音質(48kbps AAC) ・標準(128kbps AAC) ・高音質(256kbps AAC) | ・高音質(256kbps AAC) ・ロスレス(ALAC 最大24ビット/48kHz) ・ハイレゾロスレス(ALAC 最大24ビット/192kHz) | ・低音質(24kbps) ・標準音質(96kbps) ・高音質160kbps) ・最高音質(320kbps/プレミアム) ・AAC 128kbps(Web Player/フリー) ・AAC 256kbps(Web Player/プレミアム) | ・SD(最大320kbps) ・HD(最大850kbps) ・Ultra HD(最大3730kbps)
| ・低音質(64kbps) ・中音質(192kbps) ・高音質(320kbps)
| ・Normal(96kbps) ・High(128kbps) ・Excellent(320kbps)
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音質を比較する際に用いられる「kbps」という単位はビットレートのことで、1秒間に転送されるデータ速度を表します。数値が大きいほど音質は良くなります。
YouTube Musicの高音質設定のビットレートは256kbpsなので、他の音楽配信ストリーミングサービスと比較するとやや低いですが、人間の聴覚ではわずかな音質の差を聴き分けることは難しいためあまり気にする必要はないと思います。
Apple MusicとAmazon Musicではロスレスオーディオや空間オーディオの配信もされており、通常の音質より良い音で音楽を楽しみたい方はこちらのサービスも検討してみると良いでしょう。
よくある質問
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YouTube Musicでイコライザの変更はできる?
Android版YouTube Musicアプリ限定で、イコライザを調節することができます。YouTube Musicアプリ内の「設定」>「イコライザー」から設定可能です。ただし、iOS版アプリと、PC版YouTube Musicでは変更できないためご注意ください。
YouTube Musicの音楽を最適な音質で聴こう|まとめ
YouTube Musicの有料プランには音質や画質を変更できる機能があり、ネットワーク環境に合わせた設定にすることが可能です。
YouTube Musicの音質は他の音楽配信サービスと比べると高音質でも256kbpsとやや劣りますが、256kbps以上の音質を通常の人の耳で聴き分けることは困難なので、よほどこだわりがない限り問題ないと言えます。
今回ご紹介した手順を参考にしてYouTube Musicを最適な音質に設定し、上質な音楽を楽しみましょう。